(1)toneテーブルのextern宣言
まず、tone.cで宣言しているtoneテーブル(TONE1、TONE2、TONE3、TONE4)をextern宣言でアクセスできるようにします。
/* トーンテーブル */ extern "C" { extern short* TONE1[85]; /* 三角波 */ extern short* TONE2[85]; /* ノコギリ波 */ extern short* TONE3[85]; /* 矩形波 */ extern short* TONE4[85]; /* ノイズ */ } |
(2)発音処理の実装
mkbuf関数の、効果音を発音後の部分に、次の発音テストコードを実装します。
/* 音源エミュレータテスト */ { static int hz; static int ply[7]={39,41,43,44,43,41,39}; static int p1; // 発音位置 static int p2; // 波形位置 for(i=0;i<size;i+=2) { bp=(short*)(&buf[i]); wav=*bp; wav+=TONE3[ply[p1]][1+p2]*64; if(32767<wav) wav=32767; else if(wav<-32768) wav=-32768; (*bp)=(short)wav; p2+=2; if(TONE3[ply[p1]][0]<=p2) p2=0; hz++; if(11025<=hz) { p1++; if(7<=p1) p1=0; p2=0; hz=0; } } } |
上記のテストコードでは、11025Hzの間隔(=0.5秒間隔)で、「ドレミファミレド」の発音を繰り返しています。別にフルコーラスでも良いのですが、単なるテストコードなので簡単に。なお、TONE3(矩形波)のテーブルを使っていますが、この部分をTONE1にすれば三角波、TONE2にすればノコギリ波、TONE4にすればノイズが奏でられるようになります。
これで実装完了です。
簡単ですね。
この実装を施したtest07.cppはコチラからダウンロードできます。
test07.cppのコンパイルは、次のコマンドでOKです。
CL /MT test07.cpp tone.c user32.lib dsound.lib dxguid.lib
BGM(蛙の歌)を鳴らした状態で、効果音の発音をすることができることも確認してください。
これで、BGMと効果音の両方を鳴らすことができました。
まぁ、ここまでは簡単です。
本格的に難しくなるのは、ここから先です
・・・ここからが地獄だ・・・
恐らく、ここまでの記事では脱落者は少ないものと推測しています。そもそも、このブログで扱っているネタに興味を持たれる時点で、それなりに高いプログラミング能力をお持ちの方が大半だろうと思われるので。しかし、ここから先は、脱落者続出になるかもしれません。
誰も読まないブログ?それもまた一興。
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